リボ払いにある危険性!いつの間にか借金が膨らむ?
クレジットカードのリボ払いは支払期間が長くなる
分割払いでは6回や12回など事前に支払回数を指定する事が可能です。このためいつ支払が終了するのか明確になっています。ところがリボ払いでは毎月の支払額は明確であるものの、いつ支払が終了するのか分かり難いと言う欠点があります。
リボ払いには大まかに分けて定額コースや残高スライドコースと2つあります。クレジットカードによっては残高スライドコースがさらに標準コースと短期コースに分かれている事があります。定額コースでは利用残高に関わらず、毎月一定の支払額になると言う特徴が、残高スライドコースでは利用残高に応じて毎月の支払額が変動すると言う特徴があります。
このうちリボ払いの定額コースのほうが危険性が高いです。定額コースでは追加で利用しても残高スライドコースと違い、毎月の支払額が変動しないです。そのためつい使い過ぎてしまい、いつの間にか借金が膨らんでしまう事があるのです。
例えば金利年15.00%のリボ払い定額コースで50万円利用し、毎月2万円ずつ支払していくと支払終了まで2年以上は掛かる計算です。トータルの支払額は580126円、元金50万円のため利息分は80126円と金利が高いために負担が大きいです。
毎月2万円だから大丈夫だろうと安易に追加で利用するとさらに支払期間が長くなり、利息分が大きくなっていくのです。利息分が大きくなると中々支払が終了せず、延々と続ける事になってしまいます。リボ払いが多重債務に陥るきっかけになるケースもあり注意が必要です。
繰り上げ返済ができる
毎月最少の支払額のままリボ払いしていると支払期間が長くなり利息分が膨らんでしまうため、繰り上げ返済を積極的に行って下さい。繰り上げ返済は提携コンビニATMなどから簡単に行う事が可能です。
給料が出た直後は余裕があるために繰り上げ返済しやすいタイミングです。ボーナス支給直後なら一括返済しやすいです。住宅ローンのように繰り上げ返済しても一括返済しても手数料は掛からないです。
リボ払い専用のクレジットカード
クレジットカードの中にはリボ払い専用と言うものがあります。通常のクレジットカードよりポイント還元率が良くなっている場合が多いです。しかしリボ払いの金利が高いために、すぐに貰えたポイント分以上の利息が発生してしまいます。
最少の支払額を上げて実質1回払いにするとリボ払いの危険性を抑える事が可能です。さらにリボ払い専用のポイント還元率が良いと言うメリットまで享受できます。
リボ払いのシミュレーション
追加利用をする前にまずはカード会社のホームページにてリボ払いのシミュレーションを行って下さい。このシミュレーションにより毎月の支払額や総支払額、利息分などが明確となります。無理のない計画を立てたい時に便利です。
リボ払いが膨らんでしまったら債務整理
もしリボ払いが膨らんでしまい自力で支払するのが困難になったら債務整理を検討してみて下さい。任意整理と言う債務整理なら過払い金がある場合は戻ってきて借金が減ります。戻ってきた過払い金のみでマイナスからプラスになる事もあります。
リボ払いの高い金利もカット、さらに3年での分割支払が認めて貰えます。リボ払いを滞納すると最後には強制執行が始まる事がありました。しかし任意整理では強制執行を止める事はできないです。そんな時は個人再生や自己破産と言った債務整理で止める事が可能です。
債務整理は弁護士へ
個人再生や自己破産と言った債務整理の手続きは難しいため弁護士に依頼したほうが賢明です。弁護士事務所のホームページをネットで検索し、債務整理と言う文字があるか探してみて下さい。弁護士への相談は電話などで予約してから事務所へ出かけて下さい。無料相談を受付している弁護士も多いです。
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